暑い・寒いを科学的に扱うのが温熱条件です。4つの要素、実効温度、WBGT、至適温度。数字と定義がそのまま出題されます。
今日は温熱条件ね。
まず温熱要素は4つ。
気温・湿度・気流・ふく射熱よ。
ふく射熱…ストーブの前で、空気じゃなくて身体がじりじり温まる、あれですかぁ?
まさにそれ。
直接身体に届く熱の放射ね。
さて、ここからが本番。
この4つのうち3つだけを使う指標があるの。
実効温度ですね。
感覚温度とも呼ばれ、気温・湿度・気流の3要素で決まります。
ふく射熱は入りません。
えっ、なんで仲間はずれ? ふく射熱だけ省くの、意地悪じゃん?
意地悪に見えるけれど、そこがまさに出題ポイントなの。
『実効温度は4要素で決まる』という選択肢は誤り。
ここは絶対に落とせないわ。
うぅ…引っかけ狙いか。
よし、『実効温度はふく射熱ハブられてる』で暗記する!
…その覚え方、品はないですが有効です。
認めます。
次がWBGT。
熱中症のリスク評価に使う指標よ。
式は2種類あるから、しっかり区別してね。
屋外で太陽照射がある場合は、0.7×自然湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度。
屋内、および屋外で太陽照射がない場合は、0.7×自然湿球温度+0.3×黒球温度。
乾球温度が式から消えるのが後者ですね。
どっちも自然湿球温度が0.7…いちばん重い。
汗が蒸発するかどうかが、そんなに大事なんですねぇ。
ましろさん、それがまさに核心よ。
湿度が高いと汗が蒸発せず、身体から熱が逃げない。
だから湿球の重みが大きいの。
そしてWBGT値が基準値を超えるおそれがある場合は、熱中症のリスクが高いと判断するわ。
先生、その基準値って全員同じ?
いいえ。
作業強度で変わるし、暑熱順化の有無でも基準値は異なるの。
順化していない人のほうが基準値は厳しくなるわ。
最後に至適温度ですね。
これは万人共通の一点ではなく、作業強度や年齢等で異なり、個人差があります。
確認クイズ
温熱条件に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 実効温度は、気温・湿度・気流・ふく射熱の4つの要素で決まる
- 屋内におけるWBGT値は、0.7×自然湿球温度+0.3×黒球温度で求められる
- 至適温度は、すべての労働者について同一の値となる
- WBGT基準値は、暑熱順化の有無にかかわらず一定である
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正解: 2. 屋内におけるWBGT値は、0.7×自然湿球温度+0.3×黒球温度で求められる
屋内および屋外で太陽照射がない場合のWBGT=0.7×自然湿球温度+0.3×黒球温度が正しい。実効温度は気温・湿度・気流の3要素でふく射熱を含まない(選択肢1は誤り)。至適温度は作業強度・年齢等で異なり個人差がある(選択肢3は誤り)。WBGT基準値は暑熱順化の有無で異なる(選択肢4は誤り)。