衛生管理者(1) 選任要件と選任数・免許

常時50人以上で業種を問わず選任。規模別の選任数、第一種・第二種・衛生工学の免許の使い分け、専属の原則と例外を押さえます。

編集・検証: 衛生管理者スタディ編集部 公式情報: 公益財団法人 安全衛生技術試験協会 制作・検証方針

いよいよ主役の登場、衛生管理者です。何人使用したら何人選任するのか、どの免許で足りるのか。数字がずらりと並びますが、必ず得点にしたい最頻出テーマです。

雪村 ましろ(普段) 雪村 ましろ

先生、わたしたちが目指している『衛生管理者』って、どんな事業場に置かれるんですかぁ?

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

衛生管理者は、常時50人以上の労働者を使用する事業場なら、業種を問わず必ず選任よ。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

総括安全衛生管理者と違って業種による区別がない。
そこが対比のポイントですね。

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

そう。
そして人数。
50人から200人までは1人。
201人から500人までは2人。
501人から1000人までは3人。
ここまでは覚えやすいでしょう?

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

うん、200・500・1000で区切りが増えてくんだね。
その先は?

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

1001人から2000人で4人、2001人から3000人で5人、3001人以上で6人。
上限は6人ね。

戸倉 ジャスミン(びっくり) 戸倉 ジャスミン

3001人以上は、何万人いても6人でいいの? マジで!?

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

条文上はそうなりますね。
数字の刻みが 200 / 500 / 1000 / 2000 / 3000 と倍々に近い形なので、その並びを覚えれば人数はついてきます。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

次に免許。
第一種衛生管理者免許は全業種で使えるオールマイティ。第二種衛生管理者免許は有害業務との関連が少ない業種限定よ。

雪村 ましろ(普段) 雪村 ましろ

ということは、製造業とか医療業とか建設業だと、第二種の人では足りないんですねぇ。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

そのとおり。
農林畜水産業、鉱業、建設業、製造業、電気業、ガス業、水道業、熱供給業、運送業、自動車整備業、機械修理業、医療業、清掃業。
これらは第一種以上が必要ね。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

ほかに、衛生工学衛生管理者免許、医師、歯科医師、労働衛生コンサルタントも衛生管理者になれると。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

そう。
そして専属の原則。
衛生管理者は原則としてその事業場に専属でなければならないの。
ただし例外が一つあるわ。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

ちょっと待って、専属じゃなくていい場合があるってこと?

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

2人以上選任する場合で、その中に労働衛生コンサルタントがいるとき。
そのうち1人については専属でなくてもよいの。
『2人以上』かつ『コンサルタント』かつ『1人だけ』。
三つセットで覚えて。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

1人しか選任しない事業場では、たとえコンサルタントでも専属が必要。
ここを引っかけてきそうです。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

その通りよ、つむぎさん。
あと選任期限は総括と同じ14日以内、遅滞なく所轄労働基準監督署長へ報告ね。

確認クイズ

衛生管理者の選任に関する記述として正しいものはどれか。

  1. 常時800人の労働者を使用する事業場では、衛生管理者を2人選任すればよい
  2. 常時300人の労働者を使用する事業場では、衛生管理者を2人選任しなければならない
  3. 衛生管理者を1人だけ選任する場合、その者が労働衛生コンサルタントであれば専属でなくてよい
  4. 常時50人以上の労働者を使用する事業場でも、業種によっては衛生管理者の選任は不要である
こたえを見る

正解: 2. 常時300人の労働者を使用する事業場では、衛生管理者を2人選任しなければならない

201〜500人の事業場は2人なので、300人なら2人が正しい。選択肢1は誤りで、501〜1000人は3人必要。選択肢3も誤りで、専属でなくてよいのは『2人以上選任し、その中に労働衛生コンサルタントがいる場合のそのうち1人』であり、1人選任なら専属が必要。選択肢4も誤りで、衛生管理者は業種を問わず選任義務がある。

香月リサ先生、深見つむぎが紅葉の山をハイキングを楽しむ様子

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