作業主任者の選任すべき作業・資格・職務

免許が必要な3つ、技能講習で足りるもの、そして選任義務がない代表例を整理します。

編集・検証: 衛生管理者スタディ編集部 公式情報: 公益財団法人 安全衛生技術試験協会 制作・検証方針

作業主任者は「選任すべき作業かどうか」「免許か技能講習か」の2点が問われます。特に選任不要な作業のひっかけは毎回のように出るので、代表例を丸ごと押さえましょう。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

作業主任者は、危険・有害な作業の現場監督役よ。
安衛法第14条ね。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

選任するのは、都道府県労働局長の免許を受けた者か、都道府県労働局長の登録を受けた者が行う技能講習を修了した者、ですね。

戸倉 ジャスミン(うるうる) 戸倉 ジャスミン

免許と技能講習…どっちがどっちか、毎回わかんなくなるんだけど!

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

有害業務の範囲で免許が必要なのは3つだけ、と覚えるといいわ。
高圧室内作業主任者、エックス線作業主任者、ガンマ線透過写真撮影作業主任者。
この3つ。

雪村 ましろ(普段) 雪村 ましろ

高圧と、エックス線と、ガンマ線…あとは全部、技能講習ってことでいいんですかぁ?

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

有害業務で問われる範囲では、その割り切りでほぼ正解よ。
有機溶剤、特定化学物質、鉛、四アルキル鉛、酸素欠乏危険作業、石綿。
これらは全部技能講習修了者ね。

戸倉 ジャスミン(笑い) 戸倉 ジャスミン

よっしゃ、免許は3つだけ!
これなら覚えられる!

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

先生、逆に作業主任者を選任しなくてよい作業には、どんなものがありますか。
そちらのほうが出題されると聞きました。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

鋭いわね。
代表例は、粉じん作業、強烈な騒音を発する屋内作業場における作業、レーザー光線による金属加工の作業。
この3つは有害なのに作業主任者の選任義務がないの。

雪村 ましろ(びっくり) 雪村 ましろ

え…粉じんって、じん肺になるくらい怖いのに、作業主任者はいらないんですかぁ?

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

そう、そこが引っかかるところ。
粉じん則には特別教育や作業環境測定の義務はあるけれど、作業主任者の選任義務はないの。
理屈より先に、事実として覚えてしまいなさい。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

あと潜水も…あれ、潜水は?

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

潜水業務は潜水士免許が必要な就業制限業務であって、作業主任者を置く作業ではありません。
同じ高圧則の中でも、高圧室内作業には作業主任者がいて、潜水にはいない、という違いです。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

つむぎさん、完璧。
職務も押さえておきましょう。
作業の方法を決定して労働者を指揮する、局所排気装置などを1か月を超えない期間ごとに点検する、保護具の使用状況を監視する。
この3つが柱よ。

雪村 ましろ(普段) 雪村 ましろ

作業主任者を選んだら、お役所に届け出るんですかぁ?

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

いいえ、そこも大事。
作業主任者は労働基準監督署長への報告は不要よ。
氏名と職務を作業場の見やすい箇所に掲示するなどして、関係労働者に周知すればいいの。

確認クイズ

法令上、作業主任者を選任しなければならない作業はどれか。

  1. レーザー光線による金属加工の作業
  2. 屋内において強烈な騒音を発する場所における作業
  3. セメント製造工程においてセメントを袋詰めする作業
  4. 屋内作業場で第二種有機溶剤等を用いて行う洗浄の作業
こたえを見る

正解: 4. 屋内作業場で第二種有機溶剤等を用いて行う洗浄の作業

有機溶剤作業主任者(技能講習修了者)の選任が必要。レーザー光線による金属加工、強烈な騒音を発する場所での作業、粉じん作業(セメント袋詰め)は、いずれも作業主任者の選任義務がない代表例。

深見つむぎ、戸倉ジャスミンが部室で協力ゲームを楽しむ様子

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