循環器系(1) 心臓のしくみと心拍

右心房の洞結節、自律神経とは独立した自動性、横紋筋なのに不随意筋という心筋の例外——心臓の頻出論点を整理します。

編集・検証: 衛生管理者スタディ編集部 公式情報: 公益財団法人 安全衛生技術試験協会 制作・検証方針

心臓は自分でリズムを刻みます。その号令をかけているのが、右心房にある小さな司令塔・洞結節です。

雪村 ましろ(普段) 雪村 ましろ

先生、心臓ってどうして休まずに動き続けられるんですかぁ?
わたし、命令しなくても勝手に動いててふしぎです。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

ましろさん、それこそが心臓最大の特徴よ。洞結節という場所が、規則正しく電気刺激を出しているの。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

先生、質問があります。
洞結節がある場所は、右心房で間違いありませんか。

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

ええ、右心房よ。
左心室でも右心室でもない。
ここは選択肢を入れ替えて出題されるから、部屋の名前まで正確にね。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

じゃあさ、その電気刺激って脳から来てるの?

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

いいえ。
ここが重要なところ。
心臓は自動性といって、自律神経の支配とは独立して、自分で刺激を出して収縮しているの。

戸倉 ジャスミン(びっくり) 戸倉 ジャスミン

マジで!? 脳が寝てても心臓は自分でリズム刻んでるんだ…なんかすごいじゃん。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

補足すると、自律神経は拍動を『作る』のではなく『速さを調節する』役割です。
交感神経が働けば心拍数は増加し、副交感神経(迷走神経)が働けば減少します。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

その整理が正解。
『心臓は自律神経の支配を受けて拍動する』という書き方は誤りで、『自律神経の支配とは独立して拍動し、自律神経はその速さを調節する』が正しいわ。

雪村 ましろ(普段) 雪村 ましろ

あの…心臓の筋肉って、腕の筋肉とは違うんですかぁ?

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

よく気づいたわね。心筋は顕微鏡で見ると縞模様がある横紋筋。
でも意思では動かせない不随意筋なの。
この組み合わせは心筋だけの特別なものよ。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

骨格筋は横紋筋かつ随意筋、内臓の平滑筋は不随意筋。
心筋だけが『横紋筋なのに不随意筋』という例外的な存在ですね。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

ちょっと待って。
心臓ってあんなに働いてるけど、心臓自身の栄養はどこから来るの?

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

鋭いわね。冠動脈という専用の血管が、心筋に酸素と栄養を届けているの。
ここが詰まると心筋梗塞になるわ。

戸倉 ジャスミン(笑い) 戸倉 ジャスミン

自分の中を血が通ってても、自分の分は別ルートで届けてもらうんだ。
ラケットのガット張りに専門の人が要るのと同じか…って、たとえ雑かな。

確認クイズ

心臓に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 心臓は右心房にある洞結節からの刺激により、自律神経の支配とは独立して規則正しく収縮する
  2. 心臓の拍動は大脳からの命令によって初めて起こる
  3. 心筋は平滑筋であり、意思によって動かすことができない
  4. 洞結節は左心室にあり、そこから全身へ刺激が伝わる
こたえを見る

正解: 1. 心臓は右心房にある洞結節からの刺激により、自律神経の支配とは独立して規則正しく収縮する

右心房の洞結節の刺激により、自律神経の支配とは独立して規則正しく収縮する(自動性)のが正しい。選択肢2は誤りで大脳の命令は不要。選択肢3も誤りで心筋は横紋筋(ただし不随意筋)。選択肢4も誤りで洞結節は右心房にある。

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