出血と止血法 — 直接圧迫法とショックへの対応

動脈性・静脈性・毛細血管性の見分け方、基本となる直接圧迫法、止血帯法の注意点とショックの症状を整理します。

編集・検証: 衛生管理者スタディ編集部 公式情報: 公益財団法人 安全衛生技術試験協会 制作・検証方針

出血の種類と止血法です。動脈性・静脈性・毛細血管性の見分け方、直接圧迫法という基本、そしてショックへの対応。

雪村 ましろ(うるうる) 雪村 ましろ

先生…血の話、ましろ、少し苦手です…

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

無理はしなくていいわ。
でもね、知っていれば落ち着いて動ける。
知らないから怖いのよ。
一緒に見ていきましょう。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

まず量の話。
体内の血液の約体内血液量のうち、3分の1を短時間に失うと生命が危険な状態になるの。

戸倉 ジャスミン(びっくり) 戸倉 ジャスミン

3分の1…全部じゃなくて、3分の1で危ないんだ。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

ですから止血は一刻を争います。
出血の種類は3つ。
動脈性出血、静脈性出血、毛細血管性出血ですね。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

動脈性出血は鮮やかな赤色で、拍動に合わせてリズミカルに噴き出すの。
これが最も危険よ。

戸倉 ジャスミン(びっくり) 戸倉 ジャスミン

拍動に合わせて…心臓のリズムで出てくるってこと? うわ、想像するとキツい…

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

静脈性出血は暗い赤色で、じわじわと持続的に流れ出る。
毛細血管性出血は傷口からにじむように出るわ。

雪村 ましろ(普段) 雪村 ましろ

色が違うんですね…鮮やかな赤が動脈、暗い赤が静脈。
…あっ、酸素を持ってるかどうか、ですか?

深見 つむぎ(びっくり) 深見 つむぎ

…ましろ、それ正解です。
動脈血は酸素を多く含むから鮮紅色。
よく気づきましたね。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

では止血法。
基本は直接圧迫法よ。
出血しているところを、清潔なガーゼやハンカチで直接強く押さえる。
これが最も基本で確実な方法なの。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

え、それだけ? もっと特別な技があるのかと思った。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

特別な技より、まず確実に押さえること。
もちろん止血帯法もあるけれど、これは直接圧迫法で止まらないときの手段よ。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

止血帯を使用した場合は、装着した時刻を必ず記録し、医療機関に引き継ぐ必要がありますね。
長時間の締めつけは組織を損傷するためです。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

重要な指摘。
それと救助者は感染防止のため、できるだけ血液に直接触れないようにすること。
ゴム手袋やビニール袋を使うのよ。
最後にショック。
顔面蒼白、冷汗、脈が速く弱くなる。
保温して安静にし、直ちに医療機関へ搬送するわ。

確認クイズ

出血および止血法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 動脈性出血は、鮮紅色の血液が拍動に合わせて噴出する
  2. 止血法として最も基本的なものは、直接圧迫法である
  3. 体内血液量の約10分の1を短時間に失うと、生命が危険な状態となる
  4. 止血帯法を行った場合は、止血帯を施した時刻を記録して医療機関に引き継ぐ
こたえを見る

正解: 3. 体内血液量の約10分の1を短時間に失うと、生命が危険な状態となる

誤っているのは選択肢3。生命が危険となるのは体内血液量の約3分の1を短時間に失った場合である。他の3つはいずれも正しい。動脈性出血は鮮紅色で拍動性、止血の基本は直接圧迫法、止血帯を用いた場合は装着時刻を記録して引き継ぐ。

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