出血の種類と止血法です。動脈性・静脈性・毛細血管性の見分け方、直接圧迫法という基本、そしてショックへの対応。
先生…血の話、ましろ、少し苦手です…
無理はしなくていいわ。
でもね、知っていれば落ち着いて動ける。
知らないから怖いのよ。
一緒に見ていきましょう。
まず量の話。
体内の血液の約体内血液量のうち、3分の1を短時間に失うと生命が危険な状態になるの。
3分の1…全部じゃなくて、3分の1で危ないんだ。
ですから止血は一刻を争います。
出血の種類は3つ。
動脈性出血、静脈性出血、毛細血管性出血ですね。
動脈性出血は鮮やかな赤色で、拍動に合わせてリズミカルに噴き出すの。
これが最も危険よ。
拍動に合わせて…心臓のリズムで出てくるってこと? うわ、想像するとキツい…
静脈性出血は暗い赤色で、じわじわと持続的に流れ出る。
毛細血管性出血は傷口からにじむように出るわ。
色が違うんですね…鮮やかな赤が動脈、暗い赤が静脈。
…あっ、酸素を持ってるかどうか、ですか?
…ましろ、それ正解です。
動脈血は酸素を多く含むから鮮紅色。
よく気づきましたね。
では止血法。
基本は直接圧迫法よ。
出血しているところを、清潔なガーゼやハンカチで直接強く押さえる。
これが最も基本で確実な方法なの。
え、それだけ? もっと特別な技があるのかと思った。
特別な技より、まず確実に押さえること。
もちろん止血帯法もあるけれど、これは直接圧迫法で止まらないときの手段よ。
止血帯を使用した場合は、装着した時刻を必ず記録し、医療機関に引き継ぐ必要がありますね。
長時間の締めつけは組織を損傷するためです。
重要な指摘。
それと救助者は感染防止のため、できるだけ血液に直接触れないようにすること。
ゴム手袋やビニール袋を使うのよ。
最後にショック。
顔面蒼白、冷汗、脈が速く弱くなる。
保温して安静にし、直ちに医療機関へ搬送するわ。
確認クイズ
出血および止血法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 動脈性出血は、鮮紅色の血液が拍動に合わせて噴出する
- 止血法として最も基本的なものは、直接圧迫法である
- 体内血液量の約10分の1を短時間に失うと、生命が危険な状態となる
- 止血帯法を行った場合は、止血帯を施した時刻を記録して医療機関に引き継ぐ
こたえを見る
正解: 3. 体内血液量の約10分の1を短時間に失うと、生命が危険な状態となる
誤っているのは選択肢3。生命が危険となるのは体内血液量の約3分の1を短時間に失った場合である。他の3つはいずれも正しい。動脈性出血は鮮紅色で拍動性、止血の基本は直接圧迫法、止血帯を用いた場合は装着時刻を記録して引き継ぐ。