一次救命処置(BLS)と心肺蘇生・AED

胸骨圧迫は深さ約5cm・1分間に100〜120回、人工呼吸との比は30対2。救命の数値を確実に押さえます。

編集・検証: 衛生管理者スタディ編集部 公式情報: 公益財団法人 安全衛生技術試験協会 制作・検証方針

ここからは救急処置です。まずは一次救命処置。胸骨圧迫の深さとテンポ、人工呼吸との比、AEDの使い方。数値が命を分けます。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

一次救命処置、BLSね。
医療器具を使わず、その場で誰でもできる救命処置よ。
今日は数値を正確に。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

先生、あたし部活の講習で一回やった! 倒れてる人がいたら…まず声かける?

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

そう。
周囲の安全を確認してから、反応を確認する。
反応がなければ大声で助けを求め、119番通報とAEDの手配を依頼するわ。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

その後、呼吸を確認しますね。
普段どおりの呼吸がなければ心停止とみなし、直ちに胸骨圧迫を開始する、と。

雪村 ましろ(うるうる) 雪村 ましろ

『普段どおりの呼吸がなければ』…判断に迷いそうです。
ましろ、こわくて手が止まりそうで…

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

その不安は正しいわ、ましろさん。
でも覚えておいて。
迷ったら心停止とみなして胸骨圧迫を始める。
それが原則なの。
何もしないことのほうが、ずっと危険だから。

雪村 ましろ(普段) 雪村 ましろ

…はい。
迷ったら、始める。
覚えました。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

では数値よ。
胸骨圧迫は、胸が約5cm沈む深さで、6cmを超えないようにする。
テンポは1分間に100〜120回。

戸倉 ジャスミン(びっくり) 戸倉 ジャスミン

5cmって…けっこう深くない? 折れちゃいそうで怖いんだけど。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

浅いと血液が送り出せません。
躊躇して弱く押すほうが救命率を下げます。
深さは正しく5cmです。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

つむぎさんの言うとおりよ。
そして人工呼吸ができる場合は、胸骨圧迫30回に対して人工呼吸2回。
この30対2を繰り返すの。

雪村 ましろ(普段) 雪村 ましろ

30回押して、2回吹き込む…30対2、ですね。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

テンポ100〜120って、けっこう速いじゃん? 1秒に2回くらい?

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

ええ、休みなく速く強くよ。
そしてAEDが届いたら、電源を入れて電極パッドを貼り、あとは音声メッセージの指示に従うの。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

AEDが心電図を自動解析し、電気ショックが必要と判断した場合のみショックボタンを押す。
解析中とショック時は、傷病者に触れないことが重要ですね。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

…機械が判断してくれるんだ。
よっしゃ、それなら怖くない。
あたし、いざとなったら動けると思う。

確認クイズ

一次救命処置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 胸骨圧迫は、胸が約2cm沈む深さで行う
  2. 胸骨圧迫のテンポは、1分間に約60回とする
  3. 人工呼吸が可能な場合、胸骨圧迫と人工呼吸を15対2の比で行う
  4. 胸骨圧迫は胸が約5cm沈む深さで、1分間に100〜120回のテンポで行う
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正解: 4. 胸骨圧迫は胸が約5cm沈む深さで、1分間に100〜120回のテンポで行う

深さ約5cm(6cmを超えない)、テンポ1分間に100〜120回が正しい。2cmでは浅すぎる(選択肢1は誤り)。60回ではテンポが遅すぎる(選択肢2は誤り)。人工呼吸との比は30対2であって15対2ではない(選択肢3は誤り)。

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