食中毒は毎回のように出題されます。まずは細菌性食中毒。感染型と毒素型に分けて、菌の名前と特徴を結びつけましょう。
細菌性食中毒は、大きく2つに分けるところから始めるわ。
感染型と毒素型よ。
感染型食中毒は菌そのものが原因、毒素型食中毒は菌が作った毒素が原因、ということですね。
菌が悪さするか、菌の出したものが悪さするか…ってこと? 犯人と、犯人の置いていった凶器みたいな。
ふふ、物騒だけれど的確ね。
ではメンバー分け。
感染型はサルモネラ属菌、腸炎ビブリオ、カンピロバクター。
毒素型は黄色ブドウ球菌とボツリヌス菌よ。
むむむ…名前が難しいです。
腸炎ビブリオって、どんな菌なんですかぁ?
腸炎ビブリオは病原性好塩菌といって、塩分のあるところを好むの。
だから海の魚介類の生食が原因になりやすいわ。
塩が好きな菌…お刺身か! 覚えやすいじゃん?
次に毒素型。黄色ブドウ球菌はエンテロトキシンという毒素を作るの。
この毒素、とても厄介な性質があるのだけれど…分かるかしら?
耐熱性です。
加熱しても壊れにくい。
したがって、加熱調理したから安全とは言えません。
ふぇぇ〜! 熱で消えないんですか…おにぎりとか、こわいですねぇ。
だから手指に傷があるときの調理は避けるのよ。
そしてボツリヌス菌。
これは神経毒を産生して、致死率が高いの。
缶詰や真空パックなど、酸素のない食品が要注意ね。
最後に腸管出血性大腸菌ですね。
O157やO111が有名で、ベロ毒素を産生します。
ベロ毒素…名前が強い。
これ、ニュースで聞いたことある。
重症化すると命に関わるわ。
そしてカンピロバクターは鶏肉の生食や加熱不足が主な原因。
感染型よ。
…先生、こうやって並べると、生ものと、加熱が足りないもの。
この2つが危ないんですねぇ。
確認クイズ
細菌性食中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 黄色ブドウ球菌による食中毒は感染型であり、その毒素は熱に弱い
- ボツリヌス菌が産生する毒素は神経毒であり、致死率が高い
- 腸炎ビブリオは、塩分のない環境を好む菌である
- サルモネラ属菌による食中毒は、毒素型に分類される
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正解: 2. ボツリヌス菌が産生する毒素は神経毒であり、致死率が高い
ボツリヌス菌の毒素は神経毒で致死率が高いのが正しい。黄色ブドウ球菌は毒素型で、その毒素エンテロトキシンは耐熱性(選択肢1は二重に誤り)。腸炎ビブリオは病原性好塩菌で塩分を好む(選択肢3は誤り)。サルモネラ属菌は感染型(選択肢4は誤り)。