高気圧作業安全衛生規則(高圧則)は、高圧室内作業と潜水業務の2本立てです。高圧室内には作業主任者(免許)、潜水には潜水士免許という、資格の違いが問われます。
先生、高気圧作業って…潜水艦みたいな話?
近いわ。
大きく2つあるの。
トンネル工事などで圧気を送って行う高圧室内作業と、水中に潜って行う潜水業務よ。
どちらも高い気圧にさらされる点が共通ですね。
急に圧力が下がると、いわゆる減圧症のおそれがあると習いました。
そう、つむぎさん。
血液中に溶けた窒素が気泡になって関節痛などを起こすの。
だから減圧はゆっくり、決められた手順で行うわ。
作業する人は、どんな資格がいるんですかぁ?
ここが大事。
高圧室内作業には、高圧室内作業主任者を選任するの。
これは免許よ。
作業主任者の中でも数少ない免許グループの一つね。
あ、前に習った!
免許が必要な作業主任者、高圧室内とエックス線とガンマ線の3つ!
ジャスミンさん、よく覚えていたわね。
一方、潜水業務は作業主任者ではなく、潜水士免許を持つ者でなければ従事できない、就業制限業務なの。
同じ高圧則でも、高圧室内は作業主任者(免許)を『選任』し、潜水は従事する本人が潜水士『免許』を持つ、という違いですね。
似ているけど、守り方の仕組みが違うんですねぇ。
そう。
それから送気。
潜水業務では、空気圧縮機や手押しポンプから十分な量の空気を送る必要があるの。
潜水前後には、これらの点検も欠かせないわ。
空気を送るポンプが止まったら…って考えると、点検って命綱だね。
そのとおり。
それから作業時間の管理。
高圧室内業務や潜水業務は、作業室への送気の調節や減圧の時間なども厳しく定められているわ。
先生、質問があります。
高圧室内作業の送気の調節を行う業務にも、特別の教育が必要でしたね。
つむぎさん、そのとおり。
高圧室内作業に係る業務、再圧室を操作する業務、潜水業務に係る送気の調節を行う業務などは、特別の教育の対象よ。
資格と教育、両面で管理するの。
確認クイズ
高気圧作業安全衛生規則に関する記述として正しいものはどれか。
- 高圧室内作業については、高圧室内作業主任者技能講習を修了した者を作業主任者として選任する
- 潜水業務には、潜水士免許を受けた者でなければ従事することができない
- 高圧室内作業主任者は、都道府県労働局長の登録を受けた者が行う技能講習を修了した者から選任する
- 潜水業務については、潜水作業主任者を選任しなければならない
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正解: 2. 潜水業務には、潜水士免許を受けた者でなければ従事することができない
潜水業務は潜水士免許を受けた者でなければ従事できない就業制限業務。高圧室内作業主任者は免許を受けた者から選任する(技能講習ではない)。潜水業務に『潜水作業主任者』という制度はない。