局所排気装置は、有害物を発生源で捕まえて外へ出す、作業環境管理の主力装置です。フードの型式の順位と、装置の並び順が二大出題ポイントです。
局所排気装置は、有害物が広がる前に、発生源のそばで捕まえてしまう装置よ。
広がってから薄めるんじゃなくて、出た瞬間に捕まえる。
うん、先手必勝だね!
その通りです。
まず構成を押さえましょう。
フード、ダクト、空気清浄装置、ファン、そして排気口。
この並び順が問われます。
ファンって、空気を吸うところですよね。
じゃあ、いちばん前にあるの?
いい引っかかり方をしたわね。
ファンは吸い込むけれど、位置は空気清浄装置の『後ろ』、つまり下流に置くの。
理由を考えてみて。
えーっと…汚れた空気がファンを通ると、ファンが汚れる?
そう! ファンが腐食したり摩耗したりするの。
だから先に空気をきれいにしてから、ファンを通す。
空気清浄装置はフードとファンの間に設ける、と覚えて。
次にフードの型式です。
囲い式と外付け式、そしてレシーバ式があります。
排気効果が高いのは、囲い式のほうです。
囲ってしまうほうが、逃げ道がないから…?
そういうこと。
囲いが完全であればあるほど効果が高いの。
囲い式の中では、カバー型、グローブボックス型、ドラフトチェンバ型、建築ブース型の順に効果が高いわ。
囲いが緩くなる順、と理解して差し支えありません。
外付け式にはスロット型、ルーバ型、グリッド型があり、囲い式より効果は劣ります。
レシーバ式のキャノピ型は熱による上昇気流を受け止めるもので、囲い式ではありません。
ちょっと待って。
じゃあダクトは? 太いほうが空気いっぱい通るし、いいんじゃないの?
太すぎると搬送速度が足りなくなって、粉じんがダクトの中に積もってしまうの。
逆に細すぎると圧力損失が増大して、余計な動力が要る。
ちょうどいい太さがある…ということなんですね。
確認クイズ
局所排気装置に関する記述として、正しいものはどれか。
- 一般に、囲い式フードよりも外付け式フードの方が、排気効果が大きい。
- 空気清浄装置を付設する局所排気装置のファンは、一般に空気清浄装置の後(下流側)に設ける。
- ダクトの断面積は、大きくすればするほど有利である。
- キャノピ型フードは、囲い式フードに分類される。
こたえを見る
正解: 2. 空気清浄装置を付設する局所排気装置のファンは、一般に空気清浄装置の後(下流側)に設ける。
ファンは空気清浄装置の下流に設ける。汚染された空気を先に清浄化することで、ファンの腐食・摩耗を防ぐため。排気効果は囲い式の方が外付け式より大きい(選択肢1は誤り)。ダクトは太すぎると搬送速度が不足して粉じんが堆積する(選択肢3は誤り)。キャノピ型はレシーバ式(選択肢4は誤り)。