一般健康診断(2) 特定業務・海外派遣・給食従業員

深夜業などの特定業務従事者は6か月以内ごと、海外派遣は6か月以上で往復、給食従業員の検便に定期義務はない。頻度の違いを整理します。

編集・検証: 衛生管理者スタディ編集部 公式情報: 公益財団法人 安全衛生技術試験協会 制作・検証方針

一般健康診断には、雇入時・定期のほかに3つの特別な類型があります。深夜業などの特定業務、海外派遣、そして給食従業員の検便。頻度とタイミングを正確に。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

先生、夜勤ばっかりの人って、1年に1回の健診じゃ足りない気がするんだけど。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

ジャスミンさん、まさにそこ。特定業務従事者の健康診断という制度があるわ。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

頻度は6か月以内ごとに1回、ですね。
定期健診の倍のペース。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

そう。
加えて、その業務への配置替えの際にも実施。
項目は定期健診と同じよ。

雪村 ましろ(普段) 雪村 ましろ

うぅ〜ん…胸のレントゲンも半年ごとに撮るんですかぁ? ちょっと大変そうです。

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

ましろさん、鋭いわ。
胸部エックス線検査と喀痰検査については、1年以内ごとに1回でよいの。
放射線の被ばくにも配慮しているのね。

戸倉 ジャスミン(笑い) 戸倉 ジャスミン

おお〜! ちゃんと理由があるんだ。
半年ごと、でもレントゲンだけ1年ごと。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

先生、海外に赴任する労働者についても特別な規定があると聞きました。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

海外派遣労働者の健康診断ね。
ポイントは『6か月以上』という期間と、『派遣前』と『帰国後』の両方で必要ということ。

雪村 ましろ(普段) 雪村 ましろ

行く前と、帰ってきた後。
往復なんですねぇ。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

そう。
ただし帰国後は、一時的に国内業務に就かせる場合は不要よ。
3か月の出張なら、そもそも6か月未満だから対象外ね。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

医師が必要と認める項目として、腹部画像検査や血液型検査なども加わりますね。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

よく勉強しているわ。
最後に給食従業員の検便。
社員食堂で調理を担当する人が対象よ。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

検便かぁ…。
これも定期的にやるの? 半年ごととか?

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

ここが引っかけポイント。
法令上は『雇入れの際』と『配置替えの際』だけ。
定期の検便義務は規定されていないの。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

定期がない、というのは意外です。
逆に問題文で『6か月以内ごとに1回検便を行う』と出たら誤り、と判断できますね。

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

つむぎさん、その反応ができれば本試験で1点取れるわ。

確認クイズ

一般健康診断に関する記述として正しいものはどれか。

  1. 事業に附属する食堂で給食の業務に従事する労働者には、6か月以内ごとに1回、定期に検便を行わなければならない
  2. 深夜業を含む業務に常時従事する労働者に対しては、当該業務への配置替えの際および6か月以内ごとに1回、定期に健康診断を行わなければならない
  3. 海外派遣労働者の健康診断は、派遣前にのみ行えばよい
  4. 特定業務従事者の健康診断では、胸部エックス線検査も6か月以内ごとに1回行わなければならない
こたえを見る

正解: 2. 深夜業を含む業務に常時従事する労働者に対しては、当該業務への配置替えの際および6か月以内ごとに1回、定期に健康診断を行わなければならない

特定業務従事者は配置替えの際および6か月以内ごとに1回が正しい。選択肢1は誤りで、給食従業員の検便は雇入れの際と配置替えの際のみ(定期義務なし)。選択肢3も誤りで、6か月以上の海外派遣は派遣前と帰国後の両方。選択肢4も誤りで、胸部エックス線検査・喀痰検査は1年以内ごとに1回でよい。

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