有機溶剤中毒予防規則(有機則)は、区分の色分け、設備、掲示、健診がセットで問われます。第1種=赤、第2種=黄、第3種=青という色を軸に整理しましょう。
先生、有機溶剤って…シンナーとか?
あのツンとするやつ?
そうね。
塗料の薄め液や洗浄剤に使われるわ。有機溶剤は蒸気を吸い込むことで健康に影響するの。
だから有機則で管理するのよ。
有機溶剤は有害性の程度で第1種・第2種・第3種に分けられ、それぞれ赤・黄・青で色分け表示すると習いました。
つむぎさん、よく覚えているわね。
区分の表示、容器などの色分けは、第1種が赤、第2種が黄、第3種が青。
信号みたいに危険な順に赤・黄と考えると覚えやすいわ。
赤・黄・青!
信号でいうと青が一番安全ってことか、わかりやすいじゃん!
設備は、どんなものをつければいいんですかぁ?
屋内作業場での有機溶剤業務は、原則として密閉設備、局所排気装置、またはプッシュプル型換気装置のいずれかを設けるの。
第3種は、原則としてタンク等の内部で行う場合に全体換気装置でもよい、という緩和があるわ。
掲示も重要ですね。
有機溶剤の区分、取扱い上の注意事項、中毒が発生したときの応急処置などを、見やすい場所に掲示しなければなりません。
そう。
それから保護具。
局所排気装置などを設けず、または一時的に使えないときなどには、送気マスクや有機ガス用防毒マスクを使用させるの。
ふぇぇ〜、防じんマスクじゃダメなんですかぁ?
ましろちゃん、そこは大事なところ。
有機溶剤は蒸気なので、粒子を捕らえる防じんマスクでは防げません。
ガスを吸着する防毒マスクが必要です。
つむぎさん、いいフォロー。
健診も押さえましょう。
有機溶剤業務(第3種は一部)に常時従事する労働者には、雇入れ・配置替え・その後6か月以内ごとに1回、特殊健康診断を行うわ。
6か月ごとね!
ここも6か月!
そう。
作業環境測定も第1種・第2種は6か月以内ごとに1回、記録は3年保存。
数字がそろっているから、まとめて覚えるといいわ。
先生、質問があります。
有機溶剤作業主任者は免許ですか、技能講習ですか。
技能講習修了者よ。
有機溶剤作業主任者技能講習を修了した者から選任するの。
免許ではないから注意してね。
確認クイズ
有機溶剤中毒予防規則に関する記述として正しいものはどれか。
- 第1種有機溶剤等の区分の色分け表示は青色である
- 有機溶剤の蒸気に対しては、防じんマスクを使用させれば足りる
- 第2種有機溶剤等の区分の色分け表示は黄色である
- 有機溶剤作業主任者は、都道府県労働局長の免許を受けた者から選任する
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正解: 3. 第2種有機溶剤等の区分の色分け表示は黄色である
第2種は黄色が正しい。第1種は赤、第3種は青。有機溶剤の蒸気には有機ガス用防毒マスク(または送気マスク)が必要で防じんマスクでは防げない。有機溶剤作業主任者は技能講習修了者から選任する。