脳は部位ごとに担当が決まっています。小脳、延髄、視床下部——どこが何を司るかの対応表を作りましょう。
脳の話をしましょう。
まず大脳皮質。
表面に領域が分かれていて、それぞれ担当があるの。
皮膚などからの感覚を受け取る感覚野、筋肉に指令を出す運動野、そして言葉を扱う言語野ですね。
頭の中で、お部屋が分かれてるみたいですねぇ。
いい表現ね。
次が小脳。
ここは運動の協調と、身体の平衡の保持を担当しているの。
え、じゃあ、あたしがスマッシュ打つときのフォームとか、片足で踏ん張ってバランス取るのって…小脳のおかげ?
そういうことよ。
運動を『やろう』と決めるのは大脳だけれど、それをなめらかに、バランスよく実行させるのが小脳。
マジで!? じゃああたし、けっこう小脳を鍛えてることになるじゃん。
ちょっと嬉しい。
次は脳幹です。
間脳・中脳・橋・延髄の4つからなります。
そして脳幹の中で最も出題されるのが延髄。
呼吸中枢と心臓中枢があるところね。
呼吸の回で学んだでしょう?
はい! 呼吸中枢は延髄…覚えてます!
えらいわ。
もうひとつ、間脳の中にある視床下部。
ここには体温調節中枢と、自律神経の中枢があるの。
整理します。小脳=運動の協調・平衡の保持、延髄=呼吸中枢・心臓中枢、視床下部=体温調節中枢・自律神経の中枢。
この3行が出題の中核ですね。
ちょっと待って。
体温調節が『視床下部』って、なんか意外だな。
てっきり皮膚が勝手にやってるのかと。
皮膚は情報を送る係。
判断して命令を出すのは視床下部よ。
ここは体温の回でもう一度出てくるから、しっかり結びつけておいてね。
…部屋ごとにお仕事があって、みんなで一人の人を動かしてる。
なんだか、すごいことです。
確認クイズ
脳の部位とその機能の組合せとして、正しいものはどれか。
- 小脳 — 呼吸中枢及び心臓中枢
- 延髄 — 体温調節中枢
- 小脳 — 運動の協調及び身体の平衡の保持
- 大脳皮質 — 自律神経の中枢
こたえを見る
正解: 3. 小脳 — 運動の協調及び身体の平衡の保持
小脳は運動の協調と身体の平衡の保持を司る。選択肢1の呼吸中枢・心臓中枢は延髄。選択肢2の体温調節中枢は間脳の視床下部。選択肢4の自律神経の中枢も視床下部にある。