消化器系と三大栄養素の消化・吸収

糖質・たんぱく質・脂質が何に分解され、どの酵素が働き、絨毛のどの道を通って吸収されるのか。頻出の対応関係を整理します。

編集・検証: 衛生管理者スタディ編集部 公式情報: 公益財団法人 安全衛生技術試験協会 制作・検証方針

食べたものは、そのままでは体に入れません。三大栄養素が何に分解され、どの道を通って吸収されるのか——ここが問われます。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

今日は消化と吸収。
三大栄養素は糖質・たんぱく質・脂質。
それぞれが何に分解されるか、言えるかしら。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

糖質はブドウ糖、たんぱく質はアミノ酸、脂質は脂肪酸とグリセリン(モノグリセリド)です。

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

完璧。
ではその分解を担う酵素は?

戸倉 ジャスミン(しょんぼり) 戸倉 ジャスミン

うぅ…酵素の名前、カタカナばっかりで覚えらんない…

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

3つだけよ。アミラーゼが糖質、ペプシンとトリプシンがたんぱく質、リパーゼが脂質。

雪村 ましろ(笑顔) 雪村 ましろ

アミラーゼ…糖…。
あ、『アミ』で『甘い』って覚えたらどうでしょうかぁ?

戸倉 ジャスミン(笑い) 戸倉 ジャスミン

おお〜! それいい! リパーゼは…リ、リピッド?
脂だ!
よっしゃ、いけそう!

深見 つむぎ(照れる) 深見 つむぎ

…ましろの語呂、思ったより強力ですね。
悔しいですが採用します。

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

ふふ、いい流れね。
さて分解された栄養素は、小腸の内側にびっしり生えた絨毛という突起から吸収されるの。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

ここに最大の引っかけがありますね。
吸収される『道』が栄養素によって違う。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

そう。
ブドウ糖とアミノ酸は、絨毛の毛細血管に入る。
つまり血液に乗るの。

雪村 ましろ(普段) 雪村 ましろ

じゃあ、脂肪酸とグリセリンは…?

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

こちらは絨毛から吸収されたあと、再び脂肪になってリンパ管に入るの。
血管ではなくリンパ管。
ここが最頻出よ。

戸倉 ジャスミン(びっくり) 戸倉 ジャスミン

マジで!? 脂だけ別ルートなんだ…なんか特別扱いされてない?

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

水に溶けるものは血液へ、脂は脂の道へ——と考えると自然です。
試験では『脂肪酸とグリセリンは毛細血管に吸収される』という誤りの選択肢が定番ですから、必ず見抜きましょう。

確認クイズ

栄養素の消化及び吸収に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 脂質は脂肪酸とグリセリンに分解され、吸収後に再び脂肪となってリンパ管に入る
  2. 脂質は分解された後、そのまま絨毛の毛細血管に吸収されて血液に入る
  3. アミラーゼはたんぱく質を分解する消化酵素である
  4. たんぱく質はブドウ糖に分解されて小腸から吸収される
こたえを見る

正解: 1. 脂質は脂肪酸とグリセリンに分解され、吸収後に再び脂肪となってリンパ管に入る

脂肪酸とグリセリンは吸収後に再び脂肪となってリンパ管に入るのが正しい(ブドウ糖とアミノ酸は毛細血管)。選択肢2は誤り。選択肢3は誤りでアミラーゼは糖質を分解する。選択肢4も誤りで、たんぱく質はアミノ酸に分解される。

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