体液性免疫はB細胞、細胞性免疫はT細胞。この対応さえ崩さなければ、免疫の問題は落としません。
先生、風邪をひいても治るのって、体の中で何かが戦ってくれてるからなんですかぁ?
そうよ。
それが免疫。
体に入ってきた異物を抗原といって、それに対抗して作られるのが抗体ね。
先生、質問があります。
抗体の正体は何でしょうか。
物質としては何にあたるのですか。
たんぱく質よ。
免疫グロブリン、略してIgと呼ばれるたんぱく質なの。
『抗体は脂質である』のような選択肢はもちろん誤りね。
たんぱく質かぁ。
プロテイン飲んでる場合じゃないな…って、そういう話じゃないか。
ふふ。
さて、免疫には2つのタイプがあるの。体液性免疫と細胞性免疫よ。
体液性免疫は、B細胞——Bリンパ球が抗体を作り出し、その抗体が抗原と結合して無力化するもの。
そう。
一方で細胞性免疫は、T細胞——Tリンパ球が抗体を介さずに、直接、抗原を攻撃するの。
むむむ…BとT、どっちがどっちだったか、こんがらがってきました。
あー分かる。
あたしもそれ、絶対テストで逆に書くやつだ。
『B細胞は抗体(Bodyの外に飛ばす武器)を作る、T細胞は直接タックル』——語呂は好みですが、とにかく体液性=B細胞が抗体産生、細胞性=T細胞が直接攻撃。
この2行だけは丸ごと覚えるべきです。
つむぎさんの言う通り。
ここは理屈より正確な対応関係が命よ。
…あの、免疫って守ってくれるものなのに、それが強すぎたら困ることはないんですかぁ?
ましろさん、それが核心。アレルギーよ。
免疫が過剰に反応して、かえって体に害を与えてしまう。
気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎、花粉症などがそう。
逆に、免疫の働きが低下して感染症にかかりやすくなる状態が免疫不全ですね。
強すぎても弱すぎても不都合が起こる、と。
…守りすぎるのも、守れないのも、どっちもつらいんですね。
確認クイズ
免疫に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 体液性免疫とは、T細胞が抗原を直接攻撃する免疫反応をいう
- 体液性免疫とは、B細胞が抗体を産生し、その抗体が抗原を攻撃する免疫反応をいう
- 抗体とは、抗原に対応して体内で作られる脂質である
- アレルギーとは、免疫の機能が低下して感染症にかかりやすくなった状態をいう
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正解: 2. 体液性免疫とは、B細胞が抗体を産生し、その抗体が抗原を攻撃する免疫反応をいう
体液性免疫はB細胞(Bリンパ球)が抗体を産生する免疫。選択肢1は細胞性免疫(T細胞が直接攻撃)の説明。選択肢3は誤りで、抗体は免疫グロブリン(Ig)というたんぱく質。選択肢4は免疫不全の説明で、アレルギーは免疫の過剰反応。