同化と異化、基礎代謝量、そしてエネルギー代謝率(RMR)。計算式そのものより「何に使えて何に使えないか」が問われます。
体の中では、絶えず物質が作られたり壊されたりしているの。
これが代謝。
作るほうが同化、壊すほうが異化よ。
同化は、取り入れた栄養素からエネルギーを蓄えたり体成分を合成する過程。
異化は、体成分を分解してエネルギーを得る過程、ですね。
作るのが同化で、壊すのが異化…あー、名前が似てて逆に覚えそう。
うぅ…
『同じにする』から同化…体の一部と同じものにする、って考えたら覚えられませんかぁ?
おお〜、ましろちゃん冴えてる! それ借りる!
いい発想ね。
さて次が基礎代謝量。
これは生きているだけで必要な最小限のエネルギーのこと。
ただし——測定の条件が問われるの。
覚醒・横臥・安静時、です。
眠っている状態ではなく、目が覚めていて、横になっていて、安静にしている状態。
そこよ。
『睡眠中の測定値』と書いてあったら誤り。
起きているの。
ここは狙われるわ。
起きて寝転がってるだけ…あたしの休日じゃん。
ふふ。
では本命、エネルギー代謝率——RMRね。
式はこう。RMR =(作業時消費エネルギー − 安静時消費エネルギー)÷ 基礎代謝量。
作業そのものに使ったエネルギーが、基礎代謝量の何倍にあたるかを表す数値、ということですね。
むむむ…引き算してから割る…わたし、ここでつまずきそうです。
計算そのものより、性質のほうが大事よ、ましろさん。
RMRは動的筋作業の強度をよく表すの。
体を動かす作業ね。
逆に、精神的作業や、姿勢を保つだけの静的筋作業には適用できない——ここが試験で最も問われる点ですね。
つまり、走り回る作業には使えるけど、じっと考える仕事や、じっと支える仕事には使えないってこと? 要は動いてナンボの物差しか。
見事なまとめよ、ジャスミンさん。
『RMRは精神的作業にも適用できる』という選択肢が出たら、迷わず誤りと切りなさい。
確認クイズ
エネルギー代謝率(RMR)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- エネルギー代謝率は、精神的作業や静的筋作業の強度を表す指標として広く用いられる
- エネルギー代謝率は、動的筋作業の強度をよく表すが、精神的作業や静的筋作業には適用できない
- エネルギー代謝率は、作業時消費エネルギー量を基礎代謝量で割って求める
- 基礎代謝量は、睡眠中に測定した最小限のエネルギー代謝量である
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正解: 2. エネルギー代謝率は、動的筋作業の強度をよく表すが、精神的作業や静的筋作業には適用できない
RMRは動的筋作業の強度をよく表すが、精神的作業や静的筋作業には適用できない。選択肢1は逆。選択肢3は誤りで、正しくは(作業時消費エネルギー − 安静時消費エネルギー)÷ 基礎代謝量。選択肢4も誤りで、基礎代謝量は覚醒・横臥・安静時の測定値。