横紋筋と平滑筋、随意筋と不随意筋。この2つの分類は「別の切り口」です。混ぜずに整理すれば怖くありません。
今日は筋肉。
まず分類だけれど、切り口が2つあるの。
ここを混ぜると必ず混乱するわ。
1つ目は見た目による分類——縞模様のある横紋筋と、縞のない平滑筋。
2つ目は意思で動かせるかによる分類——随意筋と不随意筋ですね。
その通り。
では組み合わせ。
骨格筋は横紋筋で随意筋。
内臓の平滑筋は不随意筋。
ここまでは素直ね。
じゃあ心臓は…横紋筋で、でも動かせないから不随意筋…って、前にやったやつだ!
よく覚えていたわね、ジャスミンさん。
心筋だけが『横紋筋なのに不随意筋』という例外。
ここが最も出るところよ。
むむむ…横紋筋のグループには、動かせる子と動かせない子が両方いるんですねぇ。
いい理解。
次は収縮の種類。等尺性収縮と等張性収縮よ。
うぅ…また似た名前…等尺と等張、どう違うの?
『尺』は長さ。
等尺性は長さが変わらない収縮。
荷物を持ったままじっと支える、姿勢を保つ——動いていないのに力は出ているでしょう?
あーっ! 筋トレのプランクじゃん! あれ動いてないのにめちゃくちゃキツい!
対して等張性収縮は、筋肉の長さが変わる収縮です。
腕を曲げ伸ばしする、荷物を持ち上げる——動きを伴うものですね。
長さが変わらないのが等尺、変わるのが等張…えへへ、『尺』の字がヒントなんですね。
そう。
仕事の効率についても一つ。筋肉の縮む速さが適当なときに、仕事の効率が最も大きくなるの。
速すぎても遅すぎてもだめ。
分かる〜。
全力で振り回すより、ちょうどいいテンポのほうが良いショット打てるもん。
最後にエネルギー。
筋肉はグリコーゲンを酸素で分解してエネルギーを得ているの。
でも酸素の供給が足りないと、どうなるかしら。
乳酸が蓄積し、筋疲労を起こします。
試合終盤に脚がパンパンになるの、あれか…! 体で覚えてたやつが、やっと言葉になった!
確認クイズ
筋肉に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 心筋は平滑筋であり、意思によって動かすことのできない不随意筋である
- 心筋は横紋筋であるが、意思によって動かすことのできない不随意筋である
- 等尺性収縮とは、筋肉の長さが変わりながら収縮することをいい、荷物の持ち上げがこれにあたる
- 筋肉は、収縮する速さが速いほど仕事の効率が大きくなる
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正解: 2. 心筋は横紋筋であるが、意思によって動かすことのできない不随意筋である
心筋は横紋筋だが不随意筋という例外的な筋肉。選択肢1は平滑筋としている点が誤り。選択肢3は等張性収縮の説明で、等尺性収縮は筋の長さが変わらない収縮。選択肢4も誤りで、縮む速さが適当なときに効率が最も大きい。