感覚器(3) 嗅覚・味覚・皮膚感覚

化学感覚である嗅覚・味覚の性質、痛覚点が最も多いという皮膚感覚の要点、冷覚が鋭敏な温度感覚、そして深部感覚を押さえます。

編集・検証: 衛生管理者スタディ編集部 公式情報: 公益財団法人 安全衛生技術試験協会 制作・検証方針

皮膚の感覚点で最も多いのは痛覚点。そして温度感覚では冷覚のほうが鋭い。数の大小がそのまま問われます。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

残りの感覚をまとめましょう。
嗅覚と味覚は、物質の化学的な性質を感じ取るので化学感覚と呼ばれるわ。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

光や音のような物理的刺激ではなく、物質そのものを受け取る感覚、ということですね。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

先生、あたし部室に入ったとき最初はムワッとするのに、しばらくすると気にならなくなるんだけど…あれ何?

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

嗅覚の性質よ。
同じにおいを嗅ぎ続けると、それに対して疲労しやすく、感じにくくなるの。

雪村 ましろ(びっくり) 雪村 ましろ

でも、それって…危ないにおいにも慣れちゃう、ってことじゃないですかぁ?

香月 リサ 先生(びっくり) 香月 リサ 先生

ましろさん、それは本当に鋭い指摘。
だから作業現場では『においがしなくなったから安全』とは決して考えないの。
有害物の検知をにおいだけに頼ってはいけないのよ。

雪村 ましろ(普段) 雪村 ましろ

…慣れることって、こわいことでもあるんですね。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

さて皮膚感覚。
皮膚には触覚・痛覚・温覚・冷覚それぞれの感覚点が分布しているの。
ここで問題。
一番数が多い感覚点は、どれだと思う?

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

うーん…触るのが一番使うから、触覚じゃない?

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

…私は痛覚だと思います。
痛みは危険の警告ですから、密に配置されているはずです。

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

つむぎさんが正解。痛覚点の密度が、他のどの感覚点よりも大きいの。
体を守るための警報装置だからね。

戸倉 ジャスミン(しょんぼり) 戸倉 ジャスミン

うぅ…触覚って答えちゃった。
でも理由聞いたら納得しかない。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

もうひとつ。
温度感覚では、冷覚のほうが温覚より鋭敏で、冷覚点の数も温覚点より多いのよ。

雪村 ましろ(普段) 雪村 ましろ

あ…冷たいほうが、ピリッと早く気づく感じ、します。

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

その体感が正解ね。
最後に深部感覚。
筋肉や腱にある受容器からの情報で、身体の位置や運動を認識する感覚よ。

戸倉 ジャスミン(笑い) 戸倉 ジャスミン

あ、それ分かる! 目つぶってても自分の腕がどこにあるか分かるやつでしょ? よっしゃ、それは体で知ってる!

確認クイズ

感覚に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 皮膚感覚のうち、温覚点の密度が他の感覚点に比べて最も大きい
  2. 皮膚感覚のうち、痛覚点の密度が他の感覚点に比べて最も大きい
  3. 温度感覚は、温覚のほうが冷覚よりも鋭敏である
  4. 嗅覚は同一のにおいに対して疲労しにくく、長時間鋭敏さを保つ
こたえを見る

正解: 2. 皮膚感覚のうち、痛覚点の密度が他の感覚点に比べて最も大きい

皮膚感覚の感覚点のうち痛覚点の密度が最も大きい。選択肢1は誤り。選択肢3も誤りで、温度感覚は冷覚のほうが温覚より鋭敏(冷覚点も温覚点より多い)。選択肢4も誤りで、嗅覚は同一のにおいに対して疲労しやすい。

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