皮膚の感覚点で最も多いのは痛覚点。そして温度感覚では冷覚のほうが鋭い。数の大小がそのまま問われます。
残りの感覚をまとめましょう。
嗅覚と味覚は、物質の化学的な性質を感じ取るので化学感覚と呼ばれるわ。
光や音のような物理的刺激ではなく、物質そのものを受け取る感覚、ということですね。
先生、あたし部室に入ったとき最初はムワッとするのに、しばらくすると気にならなくなるんだけど…あれ何?
嗅覚の性質よ。
同じにおいを嗅ぎ続けると、それに対して疲労しやすく、感じにくくなるの。
でも、それって…危ないにおいにも慣れちゃう、ってことじゃないですかぁ?
ましろさん、それは本当に鋭い指摘。
だから作業現場では『においがしなくなったから安全』とは決して考えないの。
有害物の検知をにおいだけに頼ってはいけないのよ。
…慣れることって、こわいことでもあるんですね。
さて皮膚感覚。
皮膚には触覚・痛覚・温覚・冷覚それぞれの感覚点が分布しているの。
ここで問題。
一番数が多い感覚点は、どれだと思う?
うーん…触るのが一番使うから、触覚じゃない?
…私は痛覚だと思います。
痛みは危険の警告ですから、密に配置されているはずです。
つむぎさんが正解。痛覚点の密度が、他のどの感覚点よりも大きいの。
体を守るための警報装置だからね。
うぅ…触覚って答えちゃった。
でも理由聞いたら納得しかない。
もうひとつ。
温度感覚では、冷覚のほうが温覚より鋭敏で、冷覚点の数も温覚点より多いのよ。
あ…冷たいほうが、ピリッと早く気づく感じ、します。
その体感が正解ね。
最後に深部感覚。
筋肉や腱にある受容器からの情報で、身体の位置や運動を認識する感覚よ。
あ、それ分かる! 目つぶってても自分の腕がどこにあるか分かるやつでしょ? よっしゃ、それは体で知ってる!
確認クイズ
感覚に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 皮膚感覚のうち、温覚点の密度が他の感覚点に比べて最も大きい
- 皮膚感覚のうち、痛覚点の密度が他の感覚点に比べて最も大きい
- 温度感覚は、温覚のほうが冷覚よりも鋭敏である
- 嗅覚は同一のにおいに対して疲労しにくく、長時間鋭敏さを保つ
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正解: 2. 皮膚感覚のうち、痛覚点の密度が他の感覚点に比べて最も大きい
皮膚感覚の感覚点のうち痛覚点の密度が最も大きい。選択肢1は誤り。選択肢3も誤りで、温度感覚は冷覚のほうが温覚より鋭敏(冷覚点も温覚点より多い)。選択肢4も誤りで、嗅覚は同一のにおいに対して疲労しやすい。